体脂肪計タニタの海外展開

タニタ
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今のようなネット環境ない時代

まだ一人に一つのPCが普及しつつある、これからという過渡期

海外の販路作るのに、情報入手手段としては、JETROしかなく

オフィス行って、各国、イタリア、オランダ、スペイン…と各国のリスト入手

そのリストより、数社をピックアップ、現地のアポを取る

お会いして、その方にアドバイザーとしてついてもらうこととして

現地に着いたら、今度は電話帳から、

デパート、カタログ、メールオーダー、電気屋、薬屋、スポーツ店等々の有名どころをリストに挙げて、

一つ一つのアポ取り、

そして、ようやく目的である企業さんへ、サンプルを持って会いに

株式会社タニタ、計測機器はすべて作っている

体重計、料理に使う秤、ネジを測ったりする工業用の秤、非常に小さい単位を表示する宝石商が使う小秤

各計測機器に様々な販路がある

体重計は浴室周りだけでなく、電気屋、デパート、カタログ

料理秤は様々なお店のキッチンコーナー…という具合

小秤は、ほとんどが宝石秤の扱い

余談だが、この小秤は、タニタ社製がそのシェアをほとんど持っていた(約9割)

そして、実はエンドユーザーは、ドラッグディーラー

たまに大捕り物があり摘発されると、その秤がゴロゴロ出て

警察が顧客リストを取りに来る

我々の売り先自体は宝石商の方々なので、お咎めもないが

毎回の説明には苦労した

そんな感じで、西側ヨーロッパは全て開拓

同時に、体脂肪計という世の中にない商品自体も滑り込ませることに成功

しかし、当初はまったく売れず

国内では売れ始めていたので、焦りもあったが、あきらめず、あの手この手で認知度向上に努める日々

爆発的な売れ行きの国内とは違い、

なかなか時間がかかった

しかし、さすが欧州?

アポに遅れるなんてざらで、

中には休暇中、

会社自体休みとか

スペイン、イタリア、ポルトガルは8月はほぼ1ヶ月休み

他の欧州諸国でも、休暇に2週間まるっと取る

事件に巻き込まれることはなかったが、

観光客向けのレストランで、ぼられるなんてしょっちゅう

中には観光客向けの価格のメニューを出すお店もある

おつりをなかなか持ってこないとか(あきらめて帰るのを待っている)

無料のはずのパンをチャージしてくるとか

空港の両替所でも誤魔化そうとする

ここは半分公的なのかとまったく疑ってなかったので

たまたま気付いた時はびっくり(今までやられていたのか?不安になった)

タニタのオフィス

英国は、最初は白鳥が来る、優雅なところ

人数が飛躍的に増えて

次は納屋として使われていた

どこかのデザイナーが改装した素敵な事務所に移った

仏国では、たまたま空きの出た博物館

歴史的建造物でもあり、地下にワイナリーまである

そんな物件を異国から来た我々に?と不思議ではあったが借りることが出来た

海外展開

市場や国民性の違いもあったが

既に地元企業で占めている市場への開拓の難しさ

いわゆる、他国からの侵入者にあたる我々

人種差別もある

懐疑的にも見られる

まずは人間関係作り、信頼性から始まった

いろいろなテクニックもあるが

その関係性を築きつつ、

徐々に会社も製品も認められたのが一番のポイントと思われる

今でもその当時の関係性があるため

何をスタートするにも比較的楽な立ち位置にはいる

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その分析もお伝えしています

有名企業や大企業もあり

社名が出せないマル秘情報もあるので

いま、新規事業を検討している方には

ぜひ知っておいてもらいたく思います

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