今では知らない人がいないほどの「体脂肪計」
歴史としては意外と短く、ようやく30年たつかなというくらい
ライザップよりも何十年も前
本社のある板橋区
そんなローカルな場所で
健康運動指導士×管理栄養士×医師
この3者で健康管理をするという高額のジム
ベストウェイトセンターがスタート
月に30万円という金額
住宅地という立地もあり
まったく流行らず
ずっと赤字を抱える部署であった
ここにいた医師より
体重ではなく脂肪が大事と指摘を受ける
ここで社長である父親は衝撃を受けた
当時はダイエットというと体重と言われている時代
この一言
この一言から、赤字企業の挑戦が始まる
脂肪を測る製品を作る!
その特許の取得に2千万円
ようやく赤字を抜けたか?という会社が出すにはだいぶ苦しい
取締役はもちろん全員反対
この間お会いした元取締役の経理を任されていた方
そんな状況の中、2千万円出して欲しいと社長より直々のお願い
何かわけの分からないものに 2千万円・・・ 会社がまた傾きかねない金額に
当時はだいぶ考えたそうだ
だが、社長を信じやってみるかと
銀行をまわり、資金を工面
赤字を脱却した手腕も買われていて
意外にも?銀行さんも大喜びだったそうだ
そしてその技術を使った製品開発が始まる
当初はどうやっても高価格のものしか出ない
一般消費者には手が出ない45万円という価格帯
研究、開発の試行錯誤
それでも4万5千円
これには数年費やしている
これでもまだまだ高い
当時の体重計は5千円もしなかったこともあり
まったくと言って良いほど売れなかった
また1年後
更なるコスト削減の結果
2万円代が出来上がる
この価格になった途端
爆発的に大ヒット
テレビや雑誌でも取り上げられ
売れすぎて工場の生産が間に合わないほどの製品となった
ちなみに、このネーミングも父親の考案
しぼうと聞くと、死亡を思い浮かべるため
そこに、体をつけて
体脂肪とした
その体脂肪を測る機器のため 「体脂肪計」
今ではその体脂肪と言う言葉自体も浸透し、ごくごく一般的となった
当時は皆が体脂肪という言葉自体になじみがなく
まずは啓蒙と認知から始まった
特許、意匠、マーケティング
単なるメーカーが初めておこなうこと
失敗の連続であった
赤字の時
ブームとなった時
周囲の変化
社員の変化
目の当たりにした
会社は人・・・なるほどなぁと思う
社長の息子と言う特異な立場で
とても貴重な経験をさせてもらった
このあと、赤字の会社が 体脂肪計を武器に更なる高みを目指す! (次回につづく)
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